アドヴァンスド・ハイドロ・エネルギー

RHTタービン設計の歴史

Restoration Hydro Turbine

RHTタービンの概要

開発の歴史と設計

機種のラインナップ

開発の歴史

 Natel社は、実質未利用である10メートル以下の落差を活用した低コスト発電を実現すべく設立され、米国政府の補助を受けながら種々のタービンを開発してきました。
 我々は当初より同社に着目し、開発の進捗を見守ってきました。SLH型(Schneider Liner Hydro) から始まり、LP型(Linear Pelton) そして現在の RHT型(Restoration Hydro Turbine) に至りました。現在のRHTタービンは開発当初から数えて第五世代にあたり、第一世代の構造は全く異なり、複数枚の羽をチェーンで繋ぎ、ゆっくり回して大きな力を得る仕組みでした。流体を解析する技術も大きく進化し、RHTタービンのような込み入った構造の設計・実用化が可能となりました。
 RHTタービンは流体力学を駆使し水の流れを追求した同社の設計哲学を継承、旧来のバルブ型発電機の構造内に納めました。操業・メンテナンスの両面から、使い勝手の良い仕上がりになっています。キャビテーションに強いのもRHTタービンの特徴で、従来型のタービンはキャビテーションを防ぐ排水管整備の土木工事費用がかさむが、RHTタービンは排水管を短縮できるため、導入コストを低減できます。
 当社は米国Natel Energy社の日本代理店として、コンサルタントや発電事業者へのサポート及び導入支援を行っています。


RHTタービンの設計

 水車内の水の流れを乱す事なくそのエネルギーを回転に転換すべく、翼の形状を見直し、コンピューター解析を重ねました。

 具体的には、
    ●3枚翼:それぞれの翼が生む水流の干渉を防ぎ、流れを乱さない隙間を確保します。
    ●翼の形状:翼の先端の丸みが、断面の形状を流体力学的に最適化します。
    ●翼の水に対する入射角:翼と水流の正面から衝突を避け、抵抗を減少します。

●90.5%を超える発電効率 ●旧来型(バルブ型タービン)以上の操業性・メンテナンス性
●キャビテーションの減少 ●タービンに進入した魚の生存率の増大 ●安定した回転速度


RHTタービンの特徴を生かす、エンジニアリング

●直結型発電装置(direct drive generator)
低回転でもトルクを生み出せる翼の特性を活かし、タービンと発電機に直結しました。その結果、発電効率の向上・設備の小型化・メンテナンス性を向上に繋がりました。

●ガイド・ヴェイン(水流の制御が目的)を4種準備、RHT効率を最大化
※NR(non regulated) 水量・落差に変動の無い場合。
※VS(variable speed) 水量一定で、落差が変動。
※VQ(variable flow)落差一定で、水量が変動。
※VSQ 水量・落差ともに変動。

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提携会社

Natel Energy Inc.(米国)
UPSTREAM TECH(米国)

関連会社

久保ホールデイングス株式会社
TETCO株式会社

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